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弾丸イギリス周遊記

初の海外一人旅。さらに1か月の長丁場。…あろうことか無計画な弾丸旅行を決行しました。

第2夜(8月8日)@ロンドン

イングランド篇

前日に特に何も予定をたてていなかったため、気の向くまま散歩にでかけてみました。ロンドンの街並みをじっくりと見るのは初めてだったので、特に名所を巡らずともそれだけでかなり楽しめました。
ロンドンで初めての買い物も済ませましたし

f:id:alone-traveller:20161006173710j:plainと、まぁそれが始まりだったのですが。


気づいたらテムズ川にたどり着きました。
目の前には何やら見たことのある大きな橋が………

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タワー・ブリッジじゃん……えっ、、、
ブラブラ散歩していたら観光名所に着いてしまいました。。。

当然のように、タワー・ブリッジ付近にあるロンドン塔にも行きましたよ。中世から存在する要塞で、もとは征服王ことウィリアム1世が首都防衛のために建造を命じたとか。詳しい沿革は忘れましたが、14世紀くらいからは政治犯の幽閉・処刑の場となりましたよね。特に泥沼と化した薔薇戦争ではヘンリー6世やエドワード5世とその弟が、後に彼の有名なヘンリー8世在位中には『ユートピア』の著者トマス・モアアン・ブーリンをはじめとした数人の王妃が処刑されました。

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生憎ロンドン塔へ着いたちょうどその時に重度の時差ボケが発症し眠いわダルいわで内部へ入ることは断念し(中には世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」など見るべきものが多々あるのですが)、帰路に就こうと思いました。

が。実は僕は相当な方向音痴で、帰ろうと思ったのにテムズ川沿いを逆方向へ歩き出し、

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こんなのが見えてくるし、(シャード・ロンドン・ブリッジ、通称`The Shard’。ロンドン橋近くにある306mの超高層ビルです)

パウロ(セント・ポール)大聖堂にもたどり着いてしまった。ロンドンの中心部、金融街の只中にいきなり現れる大聖堂です。イングランド国教会のロンドンの教区における主教座教会(その教区の中心であり担当教区の管理機能をもつ教会)なんですね。

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ここにきて思いました。「このままテムズ川沿いをこのまま歩いていくのもいいな」っと。

時差ぼけで眠い体を引きずりながら、時には現地の人に道を尋ねながら、歩き続けること幾星霜、遠方に大きな観覧車が見えてきました。'The Eye'ことロンドン・アイです。その対岸にはビッグ・ベンや国会があるはずです。


ついにロンドン・アイがこの大きさに!すると………

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目の前にビッグ・ベンが!

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ついに到着です。ウェストミンスター宮殿
テムズ川河畔の戦略及び交通上の要衝に建てられたこの建造物、歴史をたどると北海帝国のクヌート大王が宮殿に初めて用いたとか。以降は前述のロンドン塔とともに宮殿としての役割を果たしてきました。今ではご存知のとおり英国議会が議事堂としていますよね。併設されている時計台のビッグ・ベンは19世紀後半に着工されたもので、正式名称は もとは「クロック・タワー」、現在では現エリザベス女王(2世)の在位60年を記念し「エリザベス・タワー」に改称されました。(ビッグ・ベンという通称は、当の時計台の工事責任者がベンジャミンさんだったことに由来しているとか。通説ですから真偽はわかりかねますが)

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さて、この写真を撮影した直後、次なる目的地と現在位置を比べるべくインターネットにアクセスしたいと思いました。が、さすがは超有名観光名所、人でごった返しており立ち止まって端末をゆっくり見る余裕などありません。そこで、人通りの少ない路地裏へもぐりこみ端末を一人いじっておりました。……そこに大声をあげながら近づいてくる巨漢の一団(全員190cm以上はあったと思います)。あっという間に囲まれてしまい、写真を撮れと言ってきます。言われるがままに写真を撮ると、有料サービスだから200£を出せ、と。

げええええええええええええ!!!これはやっちまった!!!

しかし、ただでさえ予算が少ない貧乏学生の一人旅。こんなところでカネを出すわけにはまいりません。やるしかねえ、と覚悟を決めて、SORRY!!! NO THANK YOU!!!とわめきながら、無理やり大男の包囲網をこじ開け、一目散に大通りを目指します。いやあ、おっかなかった……。私は176cmくらいで決して特別小柄ではないのですが、あの巨漢の中じゃあカブトムシとテントウムシって感じでした。

人通りの少ないところに一人でいちゃあいけませんね……身をもって教訓を得たとともに、自らの不用心さ、初心さを恥じ入りました。(ちなみに、その時撮った写真は即刻削除しました。いやな記憶ですしね)



気を取り直して、ウェストミンスター宮殿に別れを告げ、テムズ川から少し離れると騎兵の交代で有名なホース・ガーズ(僕が行ったときは誰もいませんでしたが…)があります。もとは陸軍の参謀本部や司令部として機能しており、現在では王室騎兵が本部としているみたいです。

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これをぬけると、トラファルガー・スクウェア。象徴ともいえるネルソン記念柱が嫌でも目に入ります。イギリスの英雄ホレイショ・ネルソン提督がスペインのトラファルガー沖の海戦でナポレオンを撃破しフランス軍の英国本土上陸を阻止した業績を讃えて建てられたものです。ネルソン提督の像はフランスの方角を向いているらしく、死して尚敵国フランスに対峙しているとされたようです。(ネルソン自身はトラファルガー海戦で戦死しています。ちなみに彼の遺体は前述のセント・ポール大聖堂にて眠っているみたいです。)

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トラファルガー・スクウェアにあるナショナル・ギャラリー。入場料無料の美術館です。駆け足で移動していたので中を見ませんでした……

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トラファルガー・スクウェアには観光客向けの案内所みたいなものがあり、そこで下図のような地図を無料で入手できました。非常に便利でしたし、案内の係員さんたちも親切に応対して下さいました。後日行ってみたら案内所がなくなっており、あそこに常設されているわけではないようです。

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トラファルガー・スクウェアを後にしセント・ジェームズ・パークの中に入ります。この公園ではこのような綺麗な花々だけでなく、芝生でくつろぐロンドン市民たちを観測できます。

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また池にかかる橋からはバッキンガム宮殿が見えます。

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そろそろ空腹と疲労に耐えかねてきたので公園内にあるレストランで夕食です。

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ここでしばらく休憩してバッキンガム宮殿へ徒歩で向かいます。

 

期せずして長い行程を踏むことになりました。まだ少し続きます。

気を取直して歩きはじめ遂にバッキンガム宮殿に到着。暗くなってきていたし曇っていて写りが良くないですね……

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もともとは煉瓦造りの粗末な建物だったものを改築したもので、ヴィクトリア女王が移り住んでから英国王室の公式宮殿となったとか。衛兵交代で有名ですよね。衛兵交代は見られなかったし、(一般公開されているので中に入れるらしいのですが)蓄積した疲労に勝てず断念しました。残念ですね。ちなみに、屋上にある旗が王室の紋章のときは王が在宅で、国旗のときは不在っていう意味らしいですね。(上の写真だとどっちかわからない)
こちらは後ろの広場にあるヴィクトリア記念碑ですね。

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かのヴィクトリア女王を記念したものなのですが、どういうタイミングで造られたものなのか、女王の何を記念したものなのか、勉強不足で存じ上げません……

バッキンガム宮殿を後にし、来た道を引き返します。目指すは先程行きそびれたウェストミンスター寺院。(ウェストミンスター宮殿に行ったときに見に行けよとか言わない)まぁかなり非効率的な行動ですよね……

そろそろ足が限界でしたね……日頃歩き慣れてはいるのですが、かなり迷いもしましたので相当な距離を歩行しました。膝関節がキリキリ痛むのを我慢しながら歩き続けます。

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再び相見えるウェストミンスター宮殿。

 

そして、その向かい側にあるのが、ウェストミンスター寺院ですね。
懺悔王エドワードが建設し、ヘースティングスでハロルド2世を撃破したノルマンディー公ギョーム2世が征服王ウィリアムとして即位しノルマン朝を創始した、まさにその場所。

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まさにゴシック様式って感じですよね。
(2015年8月時点では)絶賛工事中でしたが……

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細かい彫刻がなされていて近寄って見ると見飽きないものでした。

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(なんか若干ブレている……?それとも解像度が低いだけ……?スマートフォンのカメラなんかじゃなくてちゃんとしたデジタルカメラのほうがよかったかなぁ……私のデジカメも安物なんですが……こういう細かい彫刻を後々よく見返したかったので悔しい)

ウェストミンスター寺院の敷地内にある聖マーガレット教会。この子についてはよく知りません……ベネディクト会系の人たちが建立したんだっけ……英国議会の教会だとか。

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ウェストミンスター寺院を最後に帰路に就きます。交通費節減のために徒歩で。

テムズ川を挟んで見るウェストミンスターは本当に華麗でした。

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疲弊しきった身体に鞭をうち、ひたすら歩きに歩き、やっとこさロンドン・ブリッジ近くの宿まで帰還しました。宿にたどり着いた時の我が疲労の度合い、お察し下さい……………

その辺を行き当たりばったりにブラブラする予定だったのに名所という名所をたくさん見て回ることになりました。それも長い道のりを全部徒歩で。大変でしたが、充実した濃く長い一日を過ごせました。